素人プログラマーの日常

効率の良いコード、美しいコードなんて書けません。

ボカロ曲3曲作り終えて

ここには書きませんでしたが、2曲目を2か月前ほどに正式公開し、3曲目も数日前に公開しました。


ここでこれまでの3曲の総括としてちょっと自己評価をしてみたいと思います。

 

まあこの一年いろいろと何かしら音楽に関わっている人をフォローしまくってるので、歌・楽器・作曲などたくさんの人の活動を見て刺激を受けたり自分がどのくらいの位置にいるのか把握したりしてます。レベル高い人も多いですからね。そういった人達の成果を見てると単純に「すごいな~」と感心したり「悔しいな~」と唇を噛んだり「いいな~」と羨望の眼差しを向けてみたりといろいろです。

 

10段階評価でいきます。9や10の高得点ならプロとしてやっていけるんじゃないの?といった具合にあくまでそこを基準に点数を付けていきたいと思います。いやあ、私はプロじゃないので高得点なら実際プロとして活動していけるかは知らんけど。

 

まずは悪いほうから順にいきますかね。良いほうからだと尻すぼみになっていくので(笑

 

 

 

アレンジ:3点

 

これはどうしようもないですね。自分で聴いてみて「これじゃ全然ダメだ!」ってわかりますから。ダメだとはわかるけど、どうダメなのか、どうすれば良くなるのかはわかってないんですよね~。歌って普段からいろんな場所で聴く機会があるからそれなりに聴く耳は持っているわけです。でなくとも私はピアノやギターもやったことがあるので何もやってない人よりは音楽に関する解像度が高いと思っています。だから自分のアレンジがダメというのは肌で感じるようによくわかるけど、アレンジの解像度は低いんでしょうね。

 

部分的に良くできたなと思えるところもありますが、ムラが多くとても実力とは言えませんね。偶然や奇跡と呼んだほうがしっくりくる。3曲の中で一番完成度が高かったのは「夏恋」2番のAメロですかね。前回も書きましたが、続くBメロで流れを壊したくなかったくらいあそこは歌詞のイメージにぴったりハマって何度も聴き返したくなる場面です。あれは奇跡だった。

 

あー、そういや「Power Voice」の最後で突然 Fm が出てきたのは自分でもびっくりしました。基本コードはCなので曲によっては Fm が出てくる可能性は充分にありますが、この曲はそこまでずっと♯や♭を使わずにきたのになぜここで?となりましたね。でもすごく自然に溶け込んでるから不思議な感覚…。

 

とはいえ、なんだかんだで今まで自分が吸収してきたものがそこで出たのは否めないから奇跡もやっぱり実力としておきますか。まあそれでも全体的に見れば3点ですかね。プロの足元をよじ登り始めたくらいの実力。まだまだ勉強不足。

 

 

 

映像:4点

これはそもそも絵が下手なので映像もそのレベルになっちゃうんですよね。いや、下手でも見せ方によっては味が出るんですけど、そういった見せ方も含めて絵が下手なのかな。動きのある絵なんか特に苦手ですからどうしてもこじんまりとした表現にまとまりがちです。色の使い方も多分全然わかってませんね。そうした絵の実力をどうにかコーディングで動きを出して補ってる感じです。頭の中のイメージはもっと壮大であったり活き活きしてるんです。「うわ~、この場面は感動ものだ」と思って作ってるのに…。それをそのまま具象化して映像に落とし込めないでいます。

 

「Power Voice」が特に口惜しい。イメージしてたものとかなりかけ離れてます。イメージの中ではもっと楽しげだったり華やかだったりしてたはずなのにぃぃぃ。この曲は全体的にバイオリンのイメージですかね。伸びやかに自由な旋律。それに合わせてボーカロイド達が歌ったり踊ったり演奏したりおどけたり。これはイメージ通りの映像ができたらまったく別の曲に見えたかもしれない。文字で胡麻化してるところとか特に。誰か作ってくれないかな。

 

 

 

曲の構成:5点

 

5点までいけばアマチュアとしては問題ないですかね。それ相応の構成はできてると思います。今のところ大きな流れは3曲とも(Aメロ⇒Bメロ⇒サビ)×2⇒Cメロ⇒サビで共通です。王道すぎるほど王道なので疑う必要もないですし私の好きな流れでもあります。

 

細かいところではいろいろやってたりもします。「夏恋」の一番最後は4拍子?ってなるし、「Marionette Diva」の最後も消え入るようにチャーチオルガンで8分の6を入れてたりします。あとは小節を足したり引いたりもそうかな。同じ繰り返しをそのまま同じく繰り返すのが嫌いなんですよね。できれば何かしら変化があったほうが面白いでしょ。

 

 

 

メロディー:7点

 

これは過大評価かもしれません。というのも私の作るメロディーは最近の流行りではないんですよね。体に染みついてるのは80年代から90年代がメインですかね。なのでそこら辺の風味が出てると思います。 基本的にまず最初にサビの歌詞とメロディーがいい加減な鼻唄から同時に出てくるのであまりひねくれたメロディーにはなりません。

 

次はサビへ辿り着くようにAメロやBメロをもっていきます。これも同様に鼻唄で「ふふ~ん♪」なんて作ってるので割と自然なメロディーになります。ですがこんな調子で作っていくとあまりにも起伏がなくつまらなくなる場合もあります。実は「Power Voice」でそれを感じたので「泣けばいい」のところを高くしてます。サビはガチガチに固まっていたので変えようがなかったんですよね。

 

こんな感じで作ってますが歌詞とメロディーは違和感なく融合してるんじゃないかなという自己評価です。

 

 

 

歌詞:8点

 

自分の曲で何が好きかっていったらやっぱり歌詞なんですよね~。流行りの曲は刺激的な言葉が多いんです。そういう曲も作ってみたいなという欲求はあるものの、そうじゃないんだ。普段から使うような言葉を組み合わせて刺激したいんだ、と。言葉そのものに囚われて惑わされたくないというか、なんなんでしょうね。なんでもない言葉、例えば単語1つでもシチュエーションによってはものすごく深く刺さるような状況を作りたい。って感じですかね~。いや、実際作ってるときはそんなこと考えてないですけど…。

 

「Power Voice」の「歌詞(ことば)が心を超えてゆく」もそんな想いが自然に歌詞になったのかもしれません。既存の歌だと逆に「言葉は心を超えられない」みたいによく歌われてますが…。

 

考えてないけど必然的にそういった歌詞が出てくるんですよね。間違った歌詞が出てくると気持ち悪くなる。この判断は何が基準なのか自分でもまったく説明できないですが…。詩を書くなんて学校の授業で数回やった程度なのに毎回自分で号泣するほどの詞を書いてるのが不思議なくらい(笑

 

ってことで歌詞は9点でも良かったんですが、若干まだ稚拙だなと感じるところもあるので今後の成長を見込んで8点で!

 

だからほんとアレンジや映像はできればちゃんとした人に作ってもらいたい。
自分でいうのもなんだけど歌詞は結構いいんだぞというのをアピールしておきたい。

 

 

 

ここまで読んで曲を聴きたくなった方はこちらからどうぞ。
サイトに入って右下に全曲のリンクもあります。

 

Marionette Diva
http://gensproducts.com/products/vocaloid/003_marionettediva/main.html

 

Power Voice
http://gensproducts.com/products/vocaloid/002_powervoice/main.html

 

夏恋
http://gensproducts.com/products/vocaloid/001_natukoi/main.html